詳細を書いて何になるのか?でも。このブログはニコルカの成長日記ですから。
ニコと同様の経過を辿る子は殆どいないでしょう?とも思いますし、ご参考にもならないとは思いますが。
ニコ発症〜最後。までを自身の気持ちの整理の為にも書いておきます。
(うんざりする程の長文ですし、関係のない方は読まない事をお勧めします。)
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8月。猛暑。
11日 ゼィゼィした嫌な感じの大きな咳をして、一瞬だけクラっと倒れる。散歩から帰路の車内でのコト。
が。咳はすぐに止まり、また、すぐに起き上がって。何事もなかったかのように。
帰宅したら〜オットが、「指切ったー!ざっくり切ったー!!!」と大騒ぎ。
12日 ニコは少し元気がない?気のせい?という程度で様子見。
オットの怪我は思っていた以上に傷が深く、もう少しで骨までぶった切るところ。
閉店を余儀なくされ、頂いていた8月中のご予約を全て逆キャンセル。
13日 同様。
14日 同様。
15日 時々咳が出るように。でも。お盆休みで病院は開いていないし、救急に駆け込むほどの必要は感じなかった。
ワタクシは悠長に。諏訪湖の花火を満喫して浮かれておりました。
16日 朝から咳が止まらない。もちろんご飯も食べられない。朝一で病院へ。
診察を待っている間にどんどん悪化。咳をする度に血が混ざるように。
肺炎診断となり、急遽入院&酸素室へ拉致される。
が。入院とは言っても夜間は預かって貰えない病院でしたので、夜には帰宅。
咳止め薬を数時間ごとに与えつつ、朝を迎える。
17日 朝一で病院へ。朝から夕方まで酸素室&抗生剤の点滴。
18日 同様。夕方には咳も殆ど止まり、食欲も出てきましたので、退院。
19日 自宅で安静。
20日 同様。
21日 同様。
22日 同様。
23日 再診の為に病院へ。レントゲンに写っていた白い影は消えて、炎症数値も正常範囲に。
ニコ自身も食欲あり、元気。もう大丈夫だね。お大事に〜♪
・・・って。済む筈だったんですが。。。
16日に肺炎診断の際に撮ったレントゲン写真を見ながら先生が仰った「心臓が少し大きいかな?」
って言うワードが。どうしても引っかかっておりまして。念の為に。心臓のエコーもお願い致しました。
・・・心タンポナーデが見つかる。
でも。心臓の動きはさほど悪くなってはいないし、利尿剤で溜まった液体が出せる可能性もありますので。と
利尿剤を処方して頂き帰宅。
でも。聞き慣れない「心タンポナーデ」が何なのか?必死で検索する。
検索すればするほど。このまま利尿剤だけで何とかなるものとは到底思えない。焦る。
焦りと同時に夕方。病院からも電話が掛かってきまして「気になる症状があるので、明日もう一度ご来院下さい。」と。
24日 朝から元気が無い。朝散歩もご飯も拒否する。
夕方病院へ。もう一度エコーを撮り直す。
昨日までは正常に動いていた心臓が、心タンポに圧迫されて収縮率が落ちている。
急速に液体が溜まっているよう。
更に。心臓に腫瘍が見つかる。
肺炎かと思っていたら心臓に腫瘍?
腫瘍のせいで肺炎を引き起こしていたのか?
何故液体が溜まっているのか?
液体は心嚢液なのか血液なのか?
抜けば済む問題なのか?
どうして今すぐ抜いてくれないのか?
質問するも満足な回答が得られず、高度医療センターの受診を勧められ、25日10:30の予約を取って頂く。
エコー画像やら、肺炎からの経緯やら、まとめて下さった資料を渡され「では。明日名古屋へ行って下さい。」と丸投げされる。
明日では遅くないか? 明日まで持つのか?
その時点で帰宅は17:45頃だったのですが、明日まで待っていられない!と慌てて
もう一軒の掛かり付け医へ連絡する。
隣の県にありますので、我が家から車で1時間以上掛かります。
どんなに飛ばしても。時間外診療になることを承知で泣きつく。
待っていて下さった先生は。私の要領得ない説明を聞いてくれつつ。且つ。ニコの状態をそおっと優しく確認しつつ。
結果。心臓を圧迫していた血液を少しだけ。抜いて下さいました。
そして。私には分かりやすく。詳しく。でも淡々と。説明して下さいました。
この先生が教えてくれた時点で。私は覚悟を決められました。
もうニコは長くない。もう私にやってやれる事はない。名古屋行きもキャンセルしました。
25日〜28日の4日間。
ニコが好きだった人やワンコに連絡して、会って頂く。
心臓が苦しいとは思えないくらい元気があり、幼馴染のスパイクが来てくれた時には、飛び上がって喜んでいました。
連絡の取れなかったももちゃんにも偶然会えたし、ラッキー君や、もちろん。妹のふぅ子にも。
落ちていた食欲も26日辺りから回復していて、馬肉限定ではありましたが、ガツガツ食べてくれました。
我が家はレストランなので、食べられずに餓死させる。だけはさせまいとした、私への配慮でもあったのかな。
28日の命日は既に書いた通りです。
29日 火葬。
30日 本日。お世話になった先生へお礼状など書く。(辞退していたのに)お花を頂戴してしまう。
でも。やっぱり嬉しいものです。KそしてAちゃん。本当にありがとう。ラニちゃんにも会わせてやりたかったな。
オットは病院へ行き。切れたと思った指は無事に繋がりつつあり、膿む事もなく。
まだ動きませんし、通院は必要ですが、もう大丈夫。9月からは営業しても良いよ。と。
31日 9月1日からは、営業再開となりますので、明日の私は、大掃除と仕込みに追われる事でしょう。
ワタクシ。神とか仏とか。信じていませんので、神がかったとか。不思議な現象とか。得意ではありません。
でも。オットが怪我して休業と同時に始まり〜再開までの。たったの。3週間足らずの間に。
まるで。計算したかのように。きっちりと。ニコは逝きました。
店を休んでいた為。ずっと。付きっきりで看病することが出来ました。
9月1日には随分前からご予約が入っており、取り敢えず8月一杯休業としたので、お断りしていなかった。
店再開の為の準備日まで計算に入れて。9月からは日常に戻れ。と言われているかのようです。
明日で。うんざりするほど続いていた猛暑も。一段楽となるそうです。
何もかもが。「ニコ劇場?」とも思えるような、幕引きに向かっており。
「あんたの計算なの?」なんてね。空に聞いてみても。答えは返って来ませんケドも。。。
最後に。信頼できるホームドクターや、相談できる知識のある人を持っておく事が、どれだけ大切か。
私。後悔しました。
11日に咳が出た時点で直ぐに病院へ行っていれば・・・
いや。もっと早く。症状が出ない内に腫瘍を見つけてやっていれば・・・
単なる誤嚥性の肺炎で、もう大丈夫。なんて思っていた23日の私はどれほどアホだった事か・・・
「今回のケースはどの時点で気付いたとしても。治療法はありませんでした。」
この言葉に救われました。
覚悟を決めてから、たったの。4日間しかありせんでしたが、出来うる限りは出来ましたし
もしも。原因が分からないままに。突然逝ってしまっていたとしたら。
肺炎で死んだのか?何だったのか??何かもっとやってやれるコトはなかったのか???って。
ずーと。悩み。後悔し続ける事になったと思います。
長々とお付合い。ありがとうございました。
9月からは季節も変わり、ニコの望んでいるように?日常に戻るんだと思います。
忙しくして、日々の生活に紛らわせてしまえ。なんだろうか。 ・・・そんな事。できる筈もないのに。。。